新しいプログラミング言語にはリスクもある

長く存在するプログラミング言語とは異なり、新しくトレンド入りしたプログラミング言語はやはり新しい技術を用いた開発に関わることができるので魅力的だ。
登場して間もない言語は使いこなせる技術者も少ないことから案件の単価も高く、学ぶメリットは大きいと言えるだろう。

しかし、経験の浅いプログラマーがトレンドのプログラミング言語を学ぶにはリスクも伴う。
トレンドのプログラミング言語を使いこなしている人はその言語に関して深い知識を持っている人が圧倒的に多く、プログラマーとしての経験値も高いのだ。

トレンドの言語は需要はあるものの、特に登場して間もない間はその言語の使い方を理解していて他の人のミスに気づけるだけのスキルが求めらる。
しかし、経験が浅いプログラマーだとそれができないため、トレンドのプログラミング言語しか使いこなせない場合仕事を獲得できない可能性が高いだろう。

それに、トレンドのプログラミング言語は5年~10年程度で変化していく。
常にその言語が最先端の開発に使われる技術とは限らず、プログラマーに求められるスキルは1つの言語のエキスパートであることよりも、開発物に合った言語を選んでそれを使いこなせることの方が大きい。
そのため、1つの言語で一生仕事を続けていくためにはかなりのスキルが必要となるのだ。

したがって、需要のあるプログラマーとして働くにはトレンドのプログラミング言語を習得することよりも、安定して需要のある言語を使いこなすスキル、そして使用する言語が変わっても対応できるスキルが重要と言えるだろう。